「子どもが歯をぶつけたら」

歯をぶつけたりしてケガをすることを外傷と呼びます。

歯の外傷で多い部位は上の前歯です 。

よちよち歩きでテーブルの角で打った 、走っていて転んで床で打った、友達の頭がぶつかった等。

年齢でみると、圧倒的に多いのは乳幼児期から小学生の子どもたちです。

出血すると、口の中なので血が唾液に交じって、かなり血が出ているように見えて、驚いてしまうことが多いのですが、

まずは落ち着いて、どこをぶつけたのか、どこから出血しているのかをよく見ることが大切です。

 

歯をぶつけたといっても、その状態と対処法はさまざまです 。

血も止まって歯も見たところ異常なしであれば、経過観察でいいでしょう。
歯がグラグラしている場合は、歯の固定が必要なこともあります。
歯がかけたり、歯が折れたり、抜けてしまった場合でも、元に戻せる可能性があります。
いずれの場合も、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。

しかし、ぶつけた時は何でもなくても、数日後に痛みが出たり、1ヶ月くらい経過した後に、歯の色が次第に黒くなってくる場合もあります。

その場合、神経の治療が必要になることがあります。そのまま放置すると、痛みが出たり、永久歯に影響を及ぼすこともあります。
異変を感じたら、放置せずに歯科医院を受診して、ぶつけた経緯を説明しましょう。

もし歯が抜け落ちてしまっても、場合によっては歯を戻すことが可能です。
その場合、抜けた歯を持参して、できるだけ早く受診してください。
まず水道水で歯についた汚れを落とします。落とすといっても、この時、ゴシゴシこすらず、根の部分の組織(歯根膜を)を取らない程度にしておきましょう。
次に、歯が乾燥しないように水中に保管します。乾燥した状態が長く続くと元に戻せなくなる可能性が高くなるので、湿った状態で保管してください。
学校の場合は歯牙保存液というものがあればその中にいれてください。

ない場合は、新品の水のペットボトルや牛乳の中に歯をそのまま入れてください。
ただし転倒した場合、頭などを打っている可能性もあります。

まず連れていくのは何科になるのかを冷静になって考えましょう。
歯科領域に外傷があった場合でも、他に症状がある場合は優先しなければならない科もあります。どのようなケースにおいても、気になることがあれば医療機関を受診し、共に経過観察していくことが大切です。

月日を経たのちに症状、変化が出てくる可能性も十分にありますので、ぶつけた箇所は、その後も気にかけて、ご家庭でもよく見ていくようにしてください。

普段から定期的に通院してれば子供も安心して受診することが出来ます。初めてで泣いて暴れると処置も困難で、助かる歯も助かりません。

普段から急な外傷を受入可能な歯科医院を定期的に受診なさることをおすすめします。