博多駅南院

小児歯科 押さえつけ|博多駅の歯医者

    投稿日:2022年8月15日 | 最終更新日:2023年9月5日

    歯医者が怖くてしょうがない子供にしますか?

    歯医者が怖くてしょうがなく、診療台でお口が満足に開けられない、診療台に上がるのもやっと、診療台のライトが点灯するともう無理というような子供がたくさんいます。
    ひと昔前の小児歯科治療では、上手にできないお子さまに対し押さえつけながら治療することが当たり前の時代もありました。
    しかし、押さえつけながらの歯科治療(抑制治療)にはデメリットも多いため、当院では原則として押さえつけての治療は行なっておりません。
    その理由や上手に治療ができない原因について説明していきたいと思います。
    いろいろな歯科医院を回っても、なかなか満足な治療が受けられず保護者は焦るばかり。こういう光景を勤務医時代からよく見てきました。
    こういったお子さまの治療法は様々ですが、大きく2つあります。


    1つは、無理矢理押さえつけるか拘束具を用いて、お子さまを動けなくして治療をする方法。

    大学病院などではこちらを採用してるところが多いです。
    最短で治療が可能が反面、お子さまの病院へのトラウマは非常に大きくなります。

    当院が押さえつけて治療を行わない理由はトラウマを引き起こしてしまうからです。

    押さえつけながら治療を行ったとき、その場は治療を行うことができるのですが、大人たちに押さえつけながら怖い想いを経験した記憶は、その後も残り続け、次回の治療も押さえつけ、数年後も歯医者さんに対する恐怖心が残り続けてしまっているお子さまを何人も経験しております。継続した治療が必要な場合、病院に近づくだけでお子さまが恐怖で動かなくなってしまう、という状況も見られ、連れてくる親御さまのストレスも大きいです。
    押さえつけながら無理やり治療を行っていても、お子さまが自らお口を開けてくれるようにはなりません。
    小さな子供から大人まで共通することではあるのですが、怖い・痛いというものに対して積極的になることはありません。
    当院では小さなお子さまでも治療を行うとなれば、虫歯の治療の流れを知ってもらい、トレーニングを行って恐怖心を少しでも取り除くようにしています。

    もう1つは、お子さまが自発的に治療を受けられるようになるまでトレーニングをしながら通院する方法です。

    親御さまには受けが悪いですが、長い目で見ると拘束して治療してしまうより良い結果を生むことが多いです。
    ただし、お子さまができるようになるまで、通院を続けなければなりませんし、なかなか治療は進みません。親御さまの焦りは増すことが多いように思います。
    ではこの2つの選択肢、どちらが良いのでしょうか?
    どこの歯科医院でも治療ができないどうすれば良いのかという保護者の焦り…何とかうちで治してあげたいという歯科医師の気持ちがぶつかることで、この問題を2択へと限定してしまい、その狭い選択肢が恐怖を抱いているお子さまをさらに追い詰めてしまっています。

    押さえつけて治療すると、治療が不十分になるります

    歯科治療は大変細かい部位での作業になります。それが小さなお子さまだとなおさらです。
    治療の際に予期せず動いてしまうと、余計なところを削ったりする可能性が高まります。押さえつけながら治療を行ったとしても、お子さまは逃げようと必死ですので、常に動いている状態となります。
    また、押さえつけての治療は窒息・ケガ・衰弱に繋がるリスクがあるため、短時間で行わないといけません。これにより細かく虫歯が取り除けているか確認が十分に行えないこともあります。
    さらに、虫歯を取り除いた後の穴を塞いでいくための材料は唾液などの水分を大変苦手としており、口を閉じようとしたり、舌を動かしたりと唾液が侵入しやすくなります。
    そのため、治療後に材料が取れやすいというデメリットも存在しています。
    その結果、治療はできたものの、治療を繰り返す、また押さえつけるという悪循環が発生してしまうことがあります。
    そもそもお子さまの虫歯は早期に治さないと手遅れになってしまう、などという症例はほとんどありません。
    ただし、ほとんどないだけで全くないわけでないため正確な診断が必要です。
    むしろ歯並びや噛み合わせこそ早期に対応することで、成人後の大変な矯正を防ぎます。矯正はお子さまの小さなうちにしておくべきでしょう。
    私たちスマイルライン歯科・矯正歯科・小児歯科では、治療を怖がるお子さまを無理に虫歯治療することはしません。
    親御さまに、まずこの虫歯を放置しても大変にならないことをお知らせします。そして虫歯の進行を遅らせる方法を教えます。

    そしてゆっくりとたまに通院してもらい、歯科医院に慣れていけば良いのです。お子さまはいつか必ずできるようになります。
    虫歯の進行が思うように止められず進行してしまい痛みが大きくなっても大丈夫です。
    その際は最小限の治療でなんとか痛みを取れるように試みます。最悪、治療ができなくてもなんとかなるのです。
    なぜなんとかなるのか、それを親御さまに教えて安心してもらうよう努めてます。
    保護者のストレスがなくなり焦りがなくなると、それがお子さまにも伝わりお子さまもストレスがなくなり、治療が急にできるようになることも多々あります。

    あせらず子どもの成長を待つ、そんな治療を当院では行って参ります。

    過去の歯医者さんで怖い想いをしてしまったため
    過去の歯科医院で治療をした際に、押さえつけながら無理やり治療を受けた場合、特に初めての虫歯治療であった場合、
    『歯医者は怖い場所』 『歯医者さんやそこにいる人たちは怖い人』という強烈な印象を植え付けられます。

    そのような印象を一旦植え付けられると、恐怖心を取り除くことは簡単なことではありません。
    当院でもそのような子供たちが多数いますが、どうしても治療に取り掛かるまでに時間がかかってしまいます。
    当院では初めての虫歯治療であれば、特に慎重に行うようにしております。
    知らないうちに周囲の人たちから歯医者さんの悪いイメージを教え込まれている
    テレビのアニメなどで、悪気はないのでしょうが『歯医者=怖い場所』といった受け止め方ができるような内容が見られる場合があります。

    また、ご家族の方の歯医者に対するイメージが悪かったりすると、ついついこのようなことを言ってしまうことはありませんか??

    『片付けをちゃんとしないと歯医者さんに連れて行くよ』『お利口にできないなら、歯医者さんで治療してもらおうか?』

    知らないうちに、歯医者さんに対する悪いイメージを植え付けてしまっていると、実際に歯医者に来た時には怖がってしまっていることもよくあります。

    お子さんの治療で大切なのは焦らずじっくり取り組むことです。

    最初に足を踏み入れる歯医者、当然怖がって椅子に座れないお子さんもいます。そんな場合でも安心してください。まずは保護者の方と一緒に椅子に座っていただいても大丈夫です。

    「どんなものがお口に入るのか」を知ってもらうのも不安を取り除くためには大事です。ミラーや器具を実際に触ってもらったり、お口の中に水や風をかけてみたり、「決して怖くないんだよ」ということを知ってもらうことで、不安が取り除かれていきます。このようなトレーニングで、3、4回かかることもあり、保護者の方もお忙しい中大変だとは思いますが、ここで焦って無理やり治療をしてしまうと、途中で治療に通えなくなってしまう恐れがあります。
    将来の歯医者嫌いを作らないためにも、この「トレーニング」というステップはとても大切なのです。

    アクセス
    博多駅筑紫口徒歩4分
    スマイルライン歯科・博多矯正歯科
    歯周病専門医・インプラント専門医がいる歯科診療所
    インビザラインダイヤモンドドクター
    〒812-0016
    住所  福岡県福岡市博多区博多駅南1-3-1
    電話番号 092-432-5588
    診療日:月、火、水、木、金、土、日
    休診日:なし
    診療 受付時間 9:00~18:00
    十分な院内感染対策を施してます。

    スマイルライン歯科・矯正歯科・小児歯科 博多

     

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