咬合育成-歯列の発育を助けます。

 

歯列不正の原因は?

 そもそも歯列不正は、歯と顎の大きさのアンバランスから起こります。このアンバランスとは、歯が大きい為にアンバランスなのではなく、顎が小さい為に、歯が並ばないのです。悪習慣(指や舌、唇を噛んだり、下顎を机に押し付けるなど)による影響もあります。

今までの治療方法と、咬合育成の違い

 今までの矯正の方法では、小さい顎に歯並びを合わせるため、歯を抜いてバランスをとっています。これに対して、できるだけ歯を保存するという姿勢に基づいて治療する方法が咬合育成です。咬合育成では、未発育の小さな顎を床拡大装置により適切に拡大し、歯を移動させます。顎は痛くなく拡がります。顎が歯が並ぶのに必要な正しい大きさになれば、歯並びも改善できます。歯列の成長を応援してあげる方法です。

咬合育成の具体的な治療方法は?

 咬合育成は、入れ歯に良く似た装置で幼児でも取り扱いは簡単です。食事の時や発音障害など支障のある場合には取り外すこともでき、治療時間がかかっても1日12時間以上装着していれば治療は可能です。

《咬合育成の治療目的》

1.萎縮した顎を正しい大きさに拡大します。

2.歯を正しい位置に動かします。

3.後退している下顎を前方に誘導し、移動します。

4.舌などの悪習慣の是正をします。

 基本的に一方向しか移動できないので、顎を拡げる装置、歯を押し出す装置といくつかの装置を組み合わせて治療します。治療開始時期が早ければ早いほど装置の数は少なく治療も早期に終了します。治療開始時期が遅くなり症状が複雑になるといくつも装置が必要になり治療費用もかかります。

 床装置の中にはスクリューが装着されています。ネジを棒(キー)で巻くことでスクリューが移動して、床が拡大して顎を拡げたり歯を移動したりできるのです。

対象年齢や治療開始時期

 治療できる年齢は、4歳の幼児から、成人、高齢者までと、幅広く対応していますが、早いうちに治療した方が良いでしょう。治療の目的は、ただ歯が並べばいいのではありません。良い顔に発育するためには正しい噛む刺激が必要なのです。一生の顔の形に関わる大切な問題です。治療開始時期は「おかしい」と感じた時が治療の時期です。様子をみていたら、発育不足の萎縮した顔のままです。特に女の子は約14才で発育が終了してしまう子もいます。おかしいと感じたら様子を見ていないで早期に治療を開始しましょう。

症例

 顎が小さくて歯が並びきれない歯並びです。歯の入るスペースがなければ、顎が小さいのですから、顎を正しい大きさまで拡大しましょう。

治療費

装置、調整料すべてを含み、15万円(別途消費税)

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