インプラント専門医

インプラントの寿命を延ばすためにできる事

    投稿日:2022年2月19日 | 最終更新日:2022年8月5日

    インプラントの寿命を延ばすためにできる事

    インプラントイラスト

    インプラントは、10年間の残存率95%以上と言われています。

    ブリッジは7〜8年、入れ歯は4〜5年という。しかし、インプラントも天然歯と同様にインプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」にかかると、インプラントを使い続けることができなくなってしまいます。またかみ合わせの偏りや歯ぎしりなどで、歯の部分(上部構造)がかけてしまったりします。せっかくのインプラントを長持ちさせるために、定期的にメンテナンスにお越しください。
    メンテナンスの主な目的は、トラブルの早期発見と歯のクリーニングを行うプロフェッショナルケアで、定期的に行うことによって、インプラントの脱落につながるトラブルを未然に防ぐことができるのです。
    歯周病専門医が正しいメインテナンスで天然歯とインプラントを守ります。

    成功率の高さで分かるインプラントの寿命

    歯医者

    スイスのベルン大学が行った、ストローマンインプラントで治療をうけた患者の10年間の研究報告によれば、痛みや異物感、動揺、インプラントの周囲に感染症がみられないなど、成功基準をクリアした割合(成功率)は全体の97%でした。
    また、インプラントが脱落せずに残っている割合(生存率)は98.8%と高く、この結果からインプラントの寿命の長さが分かります。
    また、5年目の生存率と10年目の生存率とでは、ほぼ変化は無く、インプラントは天然歯と同じように長く使い続けることができるのです。

    インプラントの寿命を延ばす2つのポイント

    SPT

    インプラントは10年以上生存するとはいえ、天然歯と同じように、正しい手入れをしなければ健康な状態を保つことはできません。
    インプラントの寿命を延ばすためには、メインテナンスが重要となります。
    虫歯にはならないので安心してると、歯周病菌に感染します。感染後はインプラント体のメーカーにより表面性状が違うため予後に差があります。

    インプラント治療後は、正しい方法でブラッシングを行い、歯科医院で適切な定期検診を受け、歯垢や歯石を取り除いてもらうことで、歯周病を予防することが大切です。

     インプラント体脱落の原因

    脱落の原因で多くを占めるのは、インプラント周囲炎(歯周病)です。比較的早期に発見すれば治療法はありますが、重症化すると撤去となるリスクがあります。
    比較的重症化するまで動揺(ぐらぐら)がおきない場合が多い事が特徴です。
    ただし、きちんと口腔内のケアを行っていても、歯周病を100%予防することは難しいのが現状です。年齢と共に唾液の分泌量は減少し、歯肉も弱くなっていくこともあります。また顎の骨も変化することもあり、これにより噛み合わせが悪くなることも考えられます。
    そのため、多くの歯科医院では、このような身体の変化を考慮したうえで、インプラントの平均寿命を10年から15年としています。インプラントを10年間以上使用し続ければ、多少は磨り減ったり、弱くなります。そして、寿命を迎えたインプラントを無理に使い続ければ、歯や歯茎の状態が悪くなってしまいます。インプラントが寿命を迎えた場合、インプラントをいったん取り外して、再治療を受けなければなりません。
    近年は、インプラントの技術や材質が向上しているため、10年、15年の成功率も高くなっています。したがって、インプラント治療後は、口腔内を清潔に保つ努力を続けることで、長いこと天然の歯と同様、快適に使用し続けることができます。

    歯科衛生士

    スマイルライン歯科・矯正歯科 インプラントクリニック博多
    佐世保市の日本口腔インプラント学会インプラント専門医のいる歯医者

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