マタニティ歯科外来
出産前の妊婦の方を対象に虫歯や歯周病の検診を行なっています。健やかな赤ちゃんを出産していただくために、
親子で予防は常識です。歯科健診で適切な口腔ケアのアドバイスをもらいましょう。
妊娠中のリスクをコントロール
歯周病により赤ちゃんへの悪影響は出やすくなります。歯周病菌は血液を通して赤ちゃんへも届いてしまいます。
リスクは早めにコントロールするのが理想です。
妊娠中の虫歯のリスクとして「つわり」がありますが、つわりは虫歯だけでなく身体にとってもつらいことです。
つわりと上手に付き合う方法
☆歯磨き粉はお休み
つわりが軽めで歯ブラシを口に入れることができる妊婦さんは歯磨き粉を使わずお水だけで歯磨きをしてみましょう。味もそうですが、臭いがないので吐き気を誘発しにくいです。歯ブラシのヘッドも小さめを選ぶことで、気持ち悪さを少なくできます。
☆ぶくぶく歯磨き
歯ブラシが苦手な妊婦さんはぶくぶく歯磨きをしてみましょう。洗口剤を利用すると殺菌作用はアップしますが、味が苦手な方は水でぶくぶくをしましょう。
☆歯間ブラシで歯磨き
水が苦手な妊婦さんは水もつけずに磨いてみましょう。細かいところまで汚れが取れるので短時間で歯磨きを終わらすことができます。
☆磨かない
つわりのひどさは人それぞれ。なかなか分かってもらえないのは辛いですよね。歯磨きをしないと虫歯、歯周病のリスクは上がります。しかし、ママの体調がまずは一番。時期が来れば必ずできるようになるので焦らずに体調と相談しましょう。
お口の健康は、妊娠前・妊娠中のお母さんにとって、とても大切なことです。たとえば、最近、歯周病は早産・低体重児に関連があるといわれています。また、妊娠中のお口の環境は、むし歯になりやすい傾向にあります。一方で、レントゲンの撮影や、お薬の服用についてもお母さんとしては気になるところです。
こうした妊娠中・妊娠前のお母さんのお口の健康について、総合的にサポートするのがマタニティ歯科外来です