佐世保市の歯医者 歯を残す為に
2023年3月30日
予防歯科
「歯医者は歯が悪くなってから行くもの」だと思っていませんか? 治療を繰り返す従来型のやり方では歯は長持ちしません
治療では限界がある理由は一度、治療した歯がまた虫歯になることと歯は治療できる回数に限りがあることです。
特に神経を取ってしまうと寿命は短くなります。
痛みは治まりますが割れたり、膿を作ったりと問題を起こしやすくなります。
一度、虫歯になって歯を削って治しても、それで終わりではなく負のスパイラルの始まりです。そのため虫歯をきちんと治すことはもちろん重要ですが、虫歯がなぜできたのかを考えることがもっと重要となります。
神経を取った歯は、歯の寿命の最終ステージなので注意が必要です。最終ステージが多くある方は、次は抜歯になる可能性が高いのでよりケアをしていきましょう。
歯が悪くなってから治療を始めると歯を削らなければならない場合がほとんどです。当院では健康な歯を生涯残していくために、歯が悪くなってからではなく、悪くならないための予防歯科に力を入れています。
治療が終了した患者さんには、クリーニングやフッ素塗布などメンテナンスを定期的に受けて頂き、出来るだけ歯を残すサポートをいたします。
ほとんどの人が気づかないうちに歯周病にかかっています。日本では、成人の80%以上がすでに歯槽膿漏にかかっているといわれています。
スウェーデンは60年程前は日本よりも虫歯が多い国でしたが、予防医療に転換したことで虫歯が最も少ない国の一つになりました。
一方、日本はとにかく虫歯治療に力を注いできました。
その結果、80歳での平均残存指数はスウェーデンでは20本以上、一方で日本は10本程度と大きく差をつけらた時代がありました。
最近は差が縮まってきてるように感じますが、平均寿命が長くなっていることもあり、まだまだ予防に力を入れる必要があると感じてます。
歯を失うと健康寿命が短くなるだけでなく、好きな物が食べられない、発音がしにくい、飲込みが悪くなるなど生活の質が下がります。
当院では虫歯の進行を遅らせることや神経をなるべく取らないことに力を入れております。
大切な歯を守っていけるように頑張っていきましょう。
虫歯治療
虫歯とは、口腔内で細菌が作り出した酸などにより表層脱灰が起こりその再石灰化が追いつかず、歯が溶かされると穴があいてしまう状態の事で、感染症の一つとされています。
初期段階では痛みを感じないため、自覚症状がないまま進行してしまうのが特徴です。一度虫歯になると自然には治らず、放っておくとどんどん悪化し、歯を多く削ることになってしまいます。虫歯が大きくなると歯の神経を取らなければならなくなることや、場合によっては歯を抜かなければならなくなることもあります。
早めに治療すれば、削る部分が少なくてすみます。
虫歯は皆さんに一番よく知られている疾患だと思いますが、その治療法や治療後の注意点などは意外と知られていないのが実際です。
たかが虫歯だと軽視してはいけません。歯を失う道のりの第一歩は小さな虫歯からはじまっているのです。虫歯の再発が無いように歯を守りましょう。
銀歯は、保険適応の金属です。金属の組成は(金12%、銀48%、パラジウム20%、銅17%、亜鉛・イソジウム等)でできています。
材料が安価で強度も高いことから、日本では戦後からよく使用されてきました。しかし、パラジウムや銅などの重金属が含まれており、時間が経つにつれ、唾液と反応し溶け出し腐食します。
その結果、2次虫歯になりやすいことや、金属アレルギーなど体に悪影響がでる可能性から、ドイツやスウェーデン等の諸外国では禁止もしくはほとんど使用されていません。
日本では、厚生労働省が金銀パラジウム合金を保険用の金属として指定しているため現在でも使われています。
歯周病治療
歯周病とは、プラーク:細菌の塊によって歯を支える骨や歯肉との付着が失われる病気です。
歯を失う最大原因とも言える歯周病は、サイレントディジーズとも呼ばれ、痛みなどの自覚症状が出にくく、症状が顕著に出る状態にまで放置してしまうと既に歯周病が進行した状態になってしまっています。
初期の頃は痛みも無く歯ぐきからの出血、口臭程度でほとんど自覚症状がありません。
ほとんどの人が気づかないうちに歯周病にかかっています。日本では、成人の80%以上がすでに歯槽膿漏にかかっているといわれています。
ある程度悪化してから噛めない、腫れている、歯が動く、隙間ができた、歯並びが変わった、などで歯周病だと気がつきます。
「歯周病?」と思われている方や歯周病でお困りの方は早めにご来院下さい。
矯正歯科
佐世保市のスマイルライン歯科・矯正歯科佐世保では、目立たない矯正「マウスピース矯正(インビザライン)」に対応しております。
透明なマウスピースを作製し、順番に装着することで歯並びを改善していきます。従来のワイヤー矯正とは違い、透明なので目立たず、取り外し可能なので、普段通りの食事と歯磨きを行うことができます。また、当院で導入している口腔内スキャナー「アイテロ」によるデジタルによる型取りとCT画像(3Dレントゲン画像)を併用することで、顎の骨の範囲内で無理がない移動を精密にシュミレーションできます。
詳しくは「マウスピース矯正・小児矯正特設サイト」をご覧ください。
小児歯科
当院では、小さなお子様の歯科治療・予防にも対応しております。 小児歯科は予防が中心で大人の歯が生えそろうことが目標です。歯科受診が初めてであったり、まだあまり慣れていないお子様の場合、緊急性が無ければその子に合ったペースでお話や練習からスタートし、少しづつ必要な治療や予防処置を行います。出来る限り、痛くない、怖くない診療に努めてまいります。
小児矯正
矯正治療は、一般歯科治療に比べ、費用や時間がかかります。しかし、その目的には、見た目の改善だけではなく、口腔機能が正常になることで全身の健康を実現することまで含まれます。
当院では、小児矯正から成人矯正(マウスピース矯正)まで筋機能訓練も併用し後戻りしにくい機能矯正に対応しておりますので、歯並びでお悩みの方は、一度ご相談下さい。
詳しくはマウスピース矯正サイトをご覧ください。
セラミック治療
当院では、金属を使わないオールセラミック・ジルコニア治療をはじめ、最新の審美歯科に対応致しております。
審美歯科とは審美性を重視した歯科治療ですが、当院では審美性だけではなく、歯の寿命のことも考えた上で審美歯科治療を行なっております。
末永く維持するためには、定期的なチェックとクリーニングが必要です。
また、歯科衛生士による指導をうけ、歯間ブラシなどでの掃除を徹底されることが長持ちさせる秘訣です。
義歯・入れ歯
お口に合った入れ歯(義歯)で毎日の食事もおいしく、快適に味わい深いものにしたいものです。また、自然な口元をつくり、お話しするにも入れ歯(義歯)は大切です。入れ歯(義歯)を意識せずに食事や会話ができれば気持ちも明るく自信も生まれてきます。今お口に入れられている入れ歯に、外れやすい、話しづらい、バネが目立つ、しっかり噛めない、食事が美味しくない等のご不満がございませんか?
入れ歯は義歯ともいい、虫歯や歯周病、外傷などで歯が抜けた部分にいれる取り外し式の装置です。
大きく分けて、1本〜十数本までの部分的な「部分義歯」と、全ての歯がなくなった場合にいれる「総義歯」があります。
義歯は噛む機能を回復するために必要な装置です。歯がなくなった所に何もいれず放置しておくと、次のような弊害がありますので必ず歯科医師に相談されることをおすすめします。
- 隣の歯が傾いてくる
- 反対側(噛みあう相手側)の歯が伸びてくる
- 噛む力が減って物をかめなくなる
- 物を噛む力がへるので、消化管に負担がかかる
- 唇にしわができたり頬がこけるなど、顔貌が変わる
より快適で患者さん様の体に優しい保険外の入れ歯を使って頂きたいと当院では考えております。
総義歯から部分義歯まで、入れ歯でお悩みのことやお困りのことがございましたら、お気軽にご相談下さい。
インプラント
歯を失ってしまった場合、入れ歯やブリッジ、インプラントという方法が一般的。 インプラントという選択肢は入れ歯の違和感がある、発音しにくい、硬いものが噛めないなどを解決する琴が出来ます。
また、「ブリッジ」の場合、残っている歯に対して大きく削るなどの負担をかける場合が欠点です。
しかし、インプラントではそれらの悩みを解消できます。
インプラントは、歯がなくなってしまった部分の顎骨にチタン製の人工歯根を植立する手術を行い、 そこに歯を作り固定の歯を作ったりするものです。
つまり、残っている歯に負担をかけず、 その構造上見た目や機能面で天然歯にとても近いものです。
基本的に手術も局所麻酔のみで行いますので、安心して受けて頂ける治療になっています。
インプラント治療をお考えの場合、CT撮影を行い3次元的に顎骨の状態を確認した上でインプラント専門医が治療を担当します。
専門医にお任せ下さい。
虫歯治療|佐世保市の歯医者
2022年12月7日
虫歯治療が痛くない佐世保の歯医者
「虫歯になっても治療すれば大丈夫」とお考えの方は多いようですが、虫歯は再発のリスクが高い病気です。治療をした箇所は虫歯にならないと思われるかもしれませんが、実は詰め物や被せ物と歯のわずかなスペースから再発するケースは珍しくありません。
虫歯はどうしてできるの?
歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょうか?
虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。これが虫歯の始まりです。
人によっては、まったく磨いていないのに「虫歯は一本もないよ。」という人もいます。その差は虫歯菌が口の中にいるかどうかの影響が大きいです。虫歯菌の中でも最も悪い菌はミュータンス菌といいます。ミュータンス菌は生後10ヶ月~36ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染します。
保護者の口の中に、大量のミュータンス菌がいると、より感染していきます。そのとき、砂糖をたくさん摂った場合、更にミュータンス菌は、より大量に歯面に定着していきます。
さらにいったん口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らすことはできません。ミュータンス菌の表面には螺旋状の突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして、歯に張り付いてしまうためです。ミュータンス菌などの細菌が集合体を作り、歯の表面に形成された膜を、バイオフィルムといいます。
虫歯とは、口腔内で細菌が作り出した酸などにより再石灰化が追いつかず、歯が溶かされ、穴があいてしまう病気の事で、感染症の一つとされています。初期段階では痛みを感じないため、自覚症状がないまま進行してしまうのが特徴です。一度虫歯になると自然には治らず、放っておくとどんどん悪化し、歯を多く削ることになってしまいます。虫歯が大きくなると歯の神経を取らなければならなくなることや、場合によっては歯を抜かなければならなくなることもあります。早めに治療すれば、削る部分が少なくてすみます。虫歯は皆さんに一番よく知られている疾患だと思いますが、その治療法や治療後の注意点などは意外と知られていないのが実際です。たかが虫歯だと軽視してはいけません。歯を失う道のりの第一歩は小さな虫歯からはじまっているのです。虫歯の再発が無いように歯を守りましょう。
虫歯の治療はもちろんですが、できるだけ初期の段階で発見し、最小限の治療で患者さんの負担を抑えたいと考えています。治療だけでなく、その後の予防にも力を入れていますので虫歯の疑いがある方、虫歯になりたくない方は一度当院までお越しください。
虫歯の進行段階と治療法
佐世保市で虫歯の治療を受けるならおすすめの歯科医院
毎月8日を歯ブラシの「ハ(8)」にちなんで「歯ブラシ交換デー」
2022年12月7日
こんにちは 、8月も半ばに入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね
なかなかコロナも落ち着きませんがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
こまめに水分補給をして、熱中症に気をつけましょう
マスクも忘れずに!
さて、毎月8日を歯ブラシの「ハ(8)」にちなんで「歯ブラシ交換デー」と制定されているのはご存知でしょうか?
虫歯予防や歯周病予防のために毎日の生活に欠かせない歯磨きは、朝・昼・晩と1日3回磨かれる方もいれば、朝・晩と1日2回の方もいらっしゃると思います。
歯ブラシの交換は、一般的には1か月に1回と言われていますが、1日の磨く回数や力加減によって歯ブラシの傷み具合は変わってきます
1か月経たなくても毛先が開いたら交換してください
毛先が開いた状態の歯ブラシでは、歯と歯茎の境目などに毛先が当たらないので、清掃性が落ちてきちんと清掃ができません。
毛が開いた『ほうき』と一緒ですね!
歯ブラシ部分は毛の弾力と、毛先が当たることによって歯の汚れを落としています。
毛先が広がっていると、毛の弾力が失われて歯に毛先部分が当たっていない状態になり、
しっかり磨いているようでも、磨き残しが出てしまいます
※歯ブラシを変えてすぐに毛先が開いてきてしまう方は、磨き方が強すぎる可能性があるので、そのような方は力加減に注意してみてください
強く磨きすぎると、歯の表面が削られてしまい知覚過敏の原因になってしまいます
また、1か月で交換した方が良い理由のもう1つとして、衛生面です
人の口腔内は細菌だらけなので、たとえ使い終わった後に水洗いをしていても、1か月毎日使えば歯ブラシには細菌がついていて汚い状態です
そして、1ヶ月も使っていると毛の弾力性がなくなるのも事実です。
正しく歯ブラシを使い、お口の中を清潔に保ち、虫歯や歯周病予防をしましょう
虫歯の原因菌(Streptococcus mutans)の特長
2022年12月7日
虫歯の原因菌(Streptococcus mutans)の特長
- 酸を産生する能力が高い
- 耐酸性が高い
- 不溶性グルカンを放出し、歯面に固着しやすい
感染源と定着時期
歯が生えていない乳児の舌からもS.mutansのDNAは検出されることから、粘膜表面にも定着するという報告がある。まだ歯がない時期だから定着しないと油断するのは禁物。
母親の唾液中のS.mutansの数が多いと乳児の口腔内のS.mutansの数も多くなる。また、菌株の遺伝子型を精度高く識別する方法によって調べた研究によると、S.mutansの母子感染は50~85%程度とされている。
しかし、虫歯リスクの高い母親であっても、きちんと治療を受けることで子どもへのS.mutansの感染を効果的に減らすことができるという報告もある。
酸性度による影響
虫歯は、歯面に定着増殖したプラーク中の細菌が発酵性糖質を代謝して酸を産生し、酸の作用によって歯質のリン酸カルシウム結晶(ヒドロキシアパタイト)からカルシウムイオン・リン酸イオンが溶出し、唾液中に放出される脱灰反応と、唾液の緩衝能によってpHが回復した後、唾液中のカルシウムイオン・リン酸イオンが歯質に取り込まれヒドロキシアパタイト結晶が修復される再石灰化反応のバランスが崩れ、脱灰反応が再石灰化反応を上回った時に進行する。
飲食物に含まれている酸や胃酸など、口腔内で細菌が産生した酸とは異なる由来の酸が歯質を脱灰する現象は酸蝕症と定義される。
食後の歯磨きは30分待ってからにすべきだ、という説は唾液の存在しない試験管の中で、酸性の炭酸飲料に象牙質のディスクを浸漬して軟化させた後、ディスクを取り出して口腔内に装着しブラッシングを実施すると象牙質が摩耗した、という「酸蝕症とブラッシングによる摩耗」に関する実験をもとに提唱されたものであり、普段の食事の後にブラッシングする場合とは異なる前提の実験であることに注意が必要。
最新の論文では、酸性飲食物摂取直後に歯を磨いた場合と数分(10~240分)の間隔をあけて歯を磨いた場合の間に摩耗の程度に有意な差はみられなかったとされている。
つまり食後30分間ブラッシングを控えることでメリットはなく、デメリットとして食事由来糖質を利用してプラーク中の細菌が酸を酸性することで、プラークのpHがエナメル質の臨界pH5.5、象牙質の臨界pH6.0~6.5を下回る酸性に傾いてしまうことがあげられる。
臨界pHとは歯質がミネラルの喪失を起こす最も高いpHの値のこと。なお、食事回数の増加は継続的なpHの低下を持続させ、脱灰時間が延長して虫歯リスクを増加させる。
発酵性糖質
甘味を感じる物質は発酵性糖質と低齲蝕性甘味料に分類される。
低齲蝕性甘味料は口腔細菌が代謝できないためエネルギーも酸も産生することができない。
発酵性糖質は口腔細菌が代謝して酸が酸性されてしまう。
砂糖>ブドウ糖、果糖、乳糖>デンプン
ラバーダム防湿
2022年12月7日
ラバーダム防湿
ラバーダム防湿法のイメージとしては、お口の中に小さな施術室を作るような感じです。具体的にはラバーダム防湿専用のゴムのシートに小さな穴を開け、治療する歯だけをその穴に通して、お口の中と歯を隔絶し、清潔な環境にして治療する方法です。
メリット
唾液による感染を防ぐ、薬液が漏れるのを防ぐ、器具の誤飲を防ぐ、術野の明示、周囲軟組織(頬や舌、歯肉)の保護などがあります。
ラバーダム防湿法が考案されてから約150年が経過しました。主に根管治療の成功率を上げることを目的に使用されます。なぜなら、細菌の根管への感染がなければ根管治療は成功するからです。感染がなければ歯髄組織が根管内に残っていても治癒します。ラバーダム防湿をすれば感染がゼロになるというわけではないですが未だにこれを超える防湿法はありません。
しかし、日本の歯科治療現場におけるラバーダム防湿の使用率は低く、約5%程度しかありません。
ラバーダム防湿は手間がかかり、時間が必要です。場合によっては麻酔も必要なこともあります。治療を早く終えなければいけない保険治療においては方向性が逆の処置なので日本ではあまり行われていないのが現状です。
デメリット
一方でラバーダムのデメリットは、「人を選ぶ」ということです。ゴムのアレルギーがある人には使用できません。また、口をふさがれるので鼻呼吸ができない人も使用できません。一定時間口を開けたままでいると顎が痛くなる人も使用できません。
治らない根管治療
2022年12月7日
治らない根管治療
- 虫歯を取り残している
虫歯は細菌感染なので検知液も使用して徹底的に除去する必要がある
- ラバーダムを使用しない
根管治療は根管内から細菌感染を取り除く治療です。ラバーダムをしようしないということは唾液中の細菌を根管内に送り込んでいることと同じです。
- 仮詰めが不十分
処置中に根管内をきれいにしたとしても、次の治療までに根管内が汚染されてしまっては意味がありません。根管を塞ぐための仮詰めを適切にしなければ間から細菌が侵入してしまいます。細菌の侵入を防ぐには厚み4mm以上で適切な材料使う必要があります。ストッピングと呼ばれる熱で溶かすゴムの仮詰めは封鎖能力が非常に低いということが研究でわかっています。
- 仮詰めをしない
骨の中にたまっている膿を出す目的ですが、口の中の細菌が根管内に入り放題の状態を作るというのは、より状況を悪化させているだけということです。
- 隔壁を設置しない
ラバーダムや適切な厚みの仮詰めをするためにも隔壁を設置して細菌感染から歯を守らなければなりません。
- 治療中にうがいをさせる
仮詰めをしない状態で治療中にうがいをすると、当然、根管内に細菌感染が起こります。
- 治療器具が滅菌されていない
治療器具が汚染された状態では細菌感染を起こしてしまいます。
- パーフォレーションを起こしている
骨の方まで貫通させて穴を開けてしまう状態で、感染すると難治化します。
- 根管を見落としている
根管を見落とし、未処置の状態で残ると細菌感染が残ってしまいます。