骨が足りない方にもインプラント治療が可能です

歯を失ってからの時間が長くなると、その部分の骨は退縮して少なくなっていきます。厚みがなくなった骨には、インプラント体を埋入できない事が多く治療自体が行えなくなる事もございます。通常なら、入れ歯やブリッジでの治療となりますが、当院では失った骨を補う骨造成などを実施してインプラント手術を可能にしています。

上あごの骨を増やすサイナスリフト・ソケットリフト

上あご奥歯の上には、上顎洞(じょうがくどう)という空洞があり、さらに、歯が抜けると顎骨が痩せやすくなるため、インプラント治療の際に骨量が不十分であると言われることが多いです。当院では、上あごの骨が足りない方にもインプラント治療を受けていただけるよう、「サイナスリフト」と「ソケットリフト」を行っています。

サイナスリフトもソケットリフトも、上あごの骨を増やすための治療法です。上顎洞を覆うシュナイダー膜という粘膜を押し上げてスペースを作り、インプラントを埋入するための骨を作ります。サイナスリフトと、ソケットリフトについてご紹介します。

ソケットリフト

ソケットリフト(上顎洞挙上術)はサイナスリフト同様に、骨補填材を入れて骨再生を行う治療法ですが、増やす骨量が比較的少ない場合に行われる施術のため、インプラントの埋入と骨造成を一度に行えます。ただし、骨の厚みが8mm以上ある場合に適応となります。
また、インプラントを埋入するための穴から骨補填材を入れるため、傷口が小さく済みます。

ソケットリフトの手順

  1. 治療開始
    局所麻酔を行い、希望があれば静脈内鎮静法を併用します。
  2. 穴を開ける
    通常のインプラント治療同様に、埋入するための穴を顎骨に開けますが、シュナイダー膜を傷付けないように特殊なドリルを使います。
  3. 骨補填材を充填する
    穴が開いたら骨補填材を入れ、シュナイダー膜を押し上げます。
  4. インプラントの埋入
    十分な量の骨補填材を入れたら、インプラントを埋入します。上部構造(人工歯)は4~5ヶ月後、骨が作られてから装着します。

ソケットリフト

上顎に十分な骨量がない場合に行うのが「ソケットリフト」です。インプラントを埋入する穴から、人工骨で上顎洞を押し上げて必要な骨の厚みを得る方法です。人工骨によって、十分な骨量が形成されてから手術を行います。※6ミリ程度の骨高が必要です。

サイナスリフト

サイナスリフトの手順

  1. 治療開始
    インプラント同様、局所麻酔を行います。手術に対する恐怖心や緊張が強い方には、静脈内鎮静法という半分眠ったような状態となる施術を併用することもできます。
  2. 窓を作る
    麻酔が効いてきましたら、インプラントを埋入する部分の頬側の歯肉を切開し、露出した骨に穴を開けて窓を作ります。このとき、上顎洞を覆うシュナイダー膜を傷付けないように、歯肉などの軟組織へのダメージを軽減して骨を切る電動式骨手術機器を使用します。
  3. 骨補填材を充填する
    顎骨とシュナイダー膜を剥離し、骨補填材を入れるスペースを作ります。できた場所に必要な分だけ骨補填材を充填し、骨に作った窓をふさいで剥離した歯肉を戻し縫合します。
  4. 安静期間を経てインプラント埋入
    どれくらい充填したかにもよりますが、骨補填材により骨が回復するまで約3~6ヶ月安静にしていただきます。骨が作られたことが確認できましたら、通常のインプラント治療を行います。
サイナスリフトの症例写真

サイナスリフト

ソケットリフトと同様に上顎に対して行う骨造成法です。こちらは、骨の厚みが6ミリ以下の場合、施す術式です。歯肉を切開した部分から上顎洞を持ち上げて、出来た隙間に人工骨を入れて骨の再生を待ちます。歯茎などの切開が必要ですので、その分負担も大きなものになります。

GBR法(骨誘導再生法)

GBR法

骨が足りない部分に、骨の元となる人口骨や自家骨を入れて特殊な膜(メンブレン)で覆い、治癒力を利用して骨の再生を行う方法です。通常、硬組織(骨など)よりも、軟組織(歯肉など)の方が治癒が早いため、特殊な膜で覆い、軟組織の侵入を防ぐ事で正常な骨の再生が可能となります。およそ4~6ヶ月で十分な骨量が得られます。

CGF

自身の血液から、骨の再生因子を抽出して行う再生療法です。血中の血しょうから生成される修復因子「フィブリン」を、特殊な機械によって血液と分離させ、濃縮なフィブリンゲルを作成します。骨の足りない患部に、人工骨とフィブリンゲルを使い、効率的に骨の修復を行って行きます。血液由来の物質ですので、拒絶反応や感染リスク等を抑える事ができる安全な方法となります。
【11~33万円/税込】

インプラント治療について詳しく