口腔筋機能療法(MFT)とは

お口まわりの筋力トレーニング~口腔筋機能療法(MFT)~

歯並びや噛み合わせの乱れは遺伝だけでなく、幼少期の生活習慣も影響します。指しゃぶりをしたりいつも口呼吸をしたり、舌で歯に圧力をかけるクセがあったりすると歯並びが乱れてしまうのです。これはお口まわりの筋肉のバランスがくずれることで引き起こされます。その改善のために行うのが舌の筋力トレーニング「口腔筋機能療法(MFT)」です。

筋肉のバランスや習慣に異常があると、歯並びに悪影響を及ぼします。こういった悪い習慣のことを「悪習癖」といい、それを改善するトレーニングのことを
「MFT(口腔筋機能療法)」と呼びます。矯正歯科治療においてMFTは非常に重要です。
矯正治療の終了したかたで、この悪習癖により歯が安定しなかったり、後戻りしてきます。ご自身の癖を一緒に見直していきましょう!

大串歯科医院では、30年前より口腔筋機能療法(MFT)に対応しています。

口腔筋機能療法とは?

口腔筋機能療法(MFT/ORAL MYOFUNCTIONAL THERAPY)とは、お口まわりの筋肉のバランスを整えて鼻呼吸を促し、歯並びを乱す原因を取り除き、本来の歯並びを取り戻すことにつなげる療法です。

お口まわりの筋肉のバランスがくずれると、さまざまな歯並びの乱れを引き起こします。その改善のために舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングを行って筋肉の調和をはかります。

お口まわりの筋肉

お口のまわりには下記の筋肉があります。

オトガイ筋

顎舌骨筋

口輪筋

頬筋

お口まわりの筋肉の機能が整っている状態

以下は、お口まわりの筋肉の機能が整っている状態です。以下のような状態でない場合、何らかの問題が生じる可能性があります。

安静時唇がリラックスしており自然な鼻呼吸ができます。舌は上の顎にくっつき、上下の歯は離れています。
咀嚼時食べ物を前歯で噛み切り、小臼歯で細かく砕き、大臼歯でつぶします。舌で食べ物が歯の上にのるように動かし、唇をとじたまま咀嚼します。飲み込むときは、上下の歯が合わさります。

口腔周囲筋が弱ることで起こる問題

口呼吸

本来、呼吸はエアフィルターの役割を果たす鼻で行い、ほこりやウィルスの侵入を防いで吸気時に温度調整や湿度調整を行います。お口まわりの筋肉が弱ると口が開きやすくなり、無意識に口呼吸になりやすくなります。口呼吸を行うことで、以下のような悪影響をおよぼします。

 

口呼吸による悪影響
  • 歯肉炎を起こしやすくなる
  • 歯が着色しやすい
  • 歯並びに悪影響を与える
  • 風邪やインフルエンザのリスクが高まる
  • 口が無意識に開いてしまいだらしなく見える
  • お口まわりにシワがよりやすくなる
  • 顎まわりに脂肪がつきやすくなる
不正咬合

不正咬合とは歯並びや噛み合わせが悪いことです。お口まわりの筋肉が弱いと、かたい物を食べられなくなり、やわらかい物ばかり食べるようになります。そして食事のときの咀嚼回数が減り、さらに食事の時間も短くなります。こうなるとお口まわりの筋肉が弱体化するサイクルに入るのです。すると本来生えるべきところに歯が生えにくくなり、歯並びが乱れやすくなってしまうのです。

口腔筋機能療法-お口まわりの筋肉をトレーニング-

口腔筋機能療法では、舌の位置や唇の位置を改善し、お口まわりの筋肉のバランスを整えます。トレーニング期間は1年半から2年程度。主に器具を使ってお口まわりの筋肉を強化します。そしてトレーニングが終了したあともお口まわりの筋肉のバランスを維持できるようにします。

MFTの進め方

  • 2~3週間に一度の間隔でご来院いただきます
  • 1回のレッスンはだいたい30分です
  • ご家庭でもトレーニングを続けてください
  • 4~8回のコースがあります
  • 前回のトレーニングがうまくいったのを確認して次のトレーニングに進みます

歯並びが乱れる癖や習慣

子供の身体は成長段階にあるため、歯槽骨でも歯並びや咬み合わせに悪影響を与えてしまいます。こうした悪影響を招く原因として、以下のものが挙げられます。

① 指しゃぶり

指しゃぶりは、指で上下の咬み合わせを悪くする状態になるほか、上の前歯を裏から押し続けることになるため、開咬や上顎前突を引き起こしやすくなります。

② 舌癖

常に舌で前歯を押し出したり、食べ物を飲み込むときに舌を出したりする癖を舌癖と言います。舌癖は前歯の歯並びに悪影響を及ぼします。

③ 口呼吸

慢性的な鼻炎などで鼻がつまり口呼吸が習慣化すると、常に口が開いた状態になり、顔面の筋肉や骨格、咬み合わせに悪影響を及ぼします。

④ 不自然な顎の動き

爪や唇を咬む癖は、歯や歯ぐきに大きな負担になります。不自然な顎の動きが習慣化して、顎関節に悪影響を及ぼします。

⑤ 頬杖

頬杖は、人間の身体の中でももっとも重い頭部を顎で支える行為。重みが一点に集中することで、顎が変形してしまうことがあります。

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