最近新たな問題 「インプラント難民」 がクローズアップされています。

それはインプラント治療後に通院困難となったときの対応です。

インプラント治療を受ける時点では元気で外来に通院できても、人はいずれ年を取ります。

最近インプラントは20~30年経過のケースが次々と報告され、逆に病気や事故、体力の低下等で通院が困難になった際の対応が問題化しています。

インプラントの不具合に対する訪問診療依頼を受け付けてもらえないケースが増えているのです。

インプラントを植える手術はするが、調子が悪い際の訪問診療を断る医院が結構多いのです。

訪問診療可能な医院が代わりに対応できればいいのですが、インプラントに関して簡単には出来ません。

インプラントメーカーは数十社あり、それぞれでシステムが微妙に違い(ドラーバーの形等)

自院のシステムと互換性が無いと対応困難なのです。

インプラント治療を受ける際は治療内容に気を取られて将来のことを忘れがちですが、

「通院できなくなったら訪問診療で対応していただけますか?」 主治医にこの質問だけは忘れないようにして下さい。

高額なインプラント治療のみに特化して収益を上げるのは経営面で考えると非常に合理的発想なのですが、自院で入れたインプラントに対しては可能な限り自院で訪問診療対応するのが医療の本質ではないかと思います。

また、インプラント治療を行わない歯科医院が病院歯科に紹介するケースもありますが、病院歯科は訪問診療を拒否する場合が多いです。

困った患者さんは、それならと紹介元歯科医院に訪問診療をお願いすると、元々インプラント治療を行っていないから対応しない(できない)ケースが多く、結局たらい回しで「インプラント難民」となり社会問題化してきてるのです。

インプラント治療を受ける際は将来まさかこんなことになるとは思いもしなかったでしょう。 アフターケアーはとても大切です。