安全なインプラント治療
私が平成元年に佐世保市に帰郷し、インプラント治療を行って約25年が経ちました。
開業後初めてインプラント治療を行ったのが平成2年です。当時の佐世保では同業の先生ですら、「そんな治療をすると大変なことになるよ!」と言われた時代でした。しかし世界ではすでにインプラント治療に高い評価が出始めた時で、私はこの治療方法は必ず患者さんの役に立つと信じ導入しました。
それから25年、多くの歯科医師がインプラント治療を導入することとなり、もはやインプラント治療はなくてはならない治療としてその地位を高めてきました。
反面、未熟な歯科医によるインプラント治療での死亡事故や後遺障害がたびたびニュースでも取り上げられる時代となりました。インプラント治療自体は大変すばらしい治療方法です。
安心・安全にインプラント治療を行うためのシステムは時代と共に診査→診断→手術→補綴(被せ物)の各ステップがデジタル化され飛躍的に安全性が増しました。
問題は、地方ではそのシステムを導入しないで旧来の勘と経験に頼った手術がいまだに行われているケースが多い事です。
患者さん自身が、最新の治療方法を理解することは、安全にインプラント治療を受ける第一歩です。
ここで紹介する安全システムは、大学病院ではほぼ100%導入されています。