あなたの穏やかな睡眠をお手伝い、佐世保歯科健康保険適応です

当院では睡眠時無呼吸症候群に対して、スリープスプリントにて治療を受けることが可能です。

内科主治医と連係して治療を行います。

 

米軍佐世保歯科診療所・医科診療所よりの紹介も受けています。米軍関係の方は事前に両診療所へご相談下さい。

  睡眠時無呼吸症とは?

睡眠中にひどくいびきをかいている,呼吸が止まっている、とご家族や周りの人に指摘されたことはありませんか?

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に、呼吸が10秒以上停止したり(無呼吸)、呼吸が弱くなった状態(低呼吸)が何回も起こる状態のことをいいます

無呼吸: 口、鼻の気流が10秒以上停止すること。
低呼吸: 10秒以上換気量が50%以上低下すること。
無呼吸低呼吸指数(AHI) 1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせたもの。
一般的にこの無呼吸や低呼吸指数(AHI)が1時間に5回以上起こる状態を、睡眠時無呼吸症と定義されます。

 睡眠時無呼吸症の原因と症状

原因:
睡眠時無呼吸のほとんどが閉塞型睡眠時無呼吸症(OSAS)と言われるものです。
上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい(巨舌症)、鼻が曲がっているなどがあげられます。また、欧米人のSAS患者さんは肥満している人がほとんどですが、日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、やせているのにSASである方もいらっしゃいます。
他に脳幹から呼吸筋への指令の異常が原因になっているものを中枢型睡眠時無呼吸症といいますが、実際には9割以上の方が閉塞型睡眠時無呼吸症です。
閉塞型睡眠時無呼吸症の方のみスリープスプリントが適応になります。
症状:
主な症状として以下のようなものがあります
  ・睡眠中の呼吸停止
  ・大きないびき。
  ・夜中に何度も目が覚める、熟睡感がない
  ・夜中に何度もトイレに行く
  ・日中の耐えがたい眠気
  ・集中力の低下
  ・起床時の頭痛
十分に呼吸できず、酸素不足がおこれば「寝苦しい」「息苦しい」などの症状が現れ、睡眠不足がおこります。

酸素不足は循環機能に負担をかけ、不整脈、高血圧、心不全、糖尿病が現れ事故や突然死などで死亡率が高くなるなどの問題がでてきます。
最近では、睡眠時無呼吸症が原因と思われる車の事故が社会的にも問題になっています。上記症状の方は専門医へ受診をおすすめします。

  睡眠時無呼吸症の治療法

内科的治療(CPAP療法) 内科で行います

鼻マスクを装着して、鼻から気道に空気を送り込む治療法です。鼻につけたマスクに加圧された空気(陽圧の空気)を送り、その空気が舌根の周囲の軟部組織を拡張することで吸気時の気道狭窄を防ぎます。重度の無呼吸の方やマウスピースが使用できない方に適応されます。

スリープスプリント(マウスピース)療法 歯科で行います

当院では、下顎(あご)を前方に出した状態で、上下のあごを固定するスリープスプリントというマウスピースによる治療を行います。いびきと比較的軽い無呼吸症候群(軽度~中度)に用いられています。通常のマウスピースとは異なり、口にはめ込むと気道を拡げる作用があります。肥満による気道の閉塞や圧迫、顎や舌の沈下を防止できるほか、小さく細い顎などが原因している場合にも高い効果が得られます。

普通に口を閉じている状態。
気道が圧迫されます。
装置を入れた状態。
下顎を持ち上げ気道を開きます。
空気が通りいびき、無呼吸を防止します。
スリープスプリントの利点
  ・小型で旅行、出張に持ち運べる
  ・手術や鼻マスクに比べ楽で負担が少ない
  ・効果が高く長期間続けることが可能
  ・口に装着するだけで効果が出る
  ・呼吸が楽になり、いびきが軽減する
適応できない場合もあります
  ・鼻の通りが悪い、咽頭肥大が著しい
  ・重度の無呼吸(AHI30以上)、重度の肥満(BMI40以上)
  ・大きな虫歯、歯周病、顎の関節に痛みや障害がある
  ・歯の本数が上下20本以下で入れ歯を使用していない

   スリープスプリント治療の流れ

1日目
1. 口腔内検査
  装置は歯に支えを求めるため、虫歯・歯周ポケット検査、欠損状態を調べます。歯の欠損数が多い場合や重度歯周病で歯に動揺を認めるなど、口の中の状態によっては、作成できない場合もあります
2. レントゲン検査
  虫歯や骨の状態、顎の関節の状態、また患者さんの顔面骨格の形態を診断する為、パノラマX線写真撮影、顔面側方(正面)X線写真撮影を行います。
3. 歯型とり
  咬み合わせの状態、歯並びの診断の為と、装置作製の為の歯型をとります
2日目
4. 顎の位置決め、装着
  装置を口になじませてから顎の位置を決めてから上と下の装置を固定します。
3日目以降
5. 定期診査と調整
  睡眠状態、装置の状態や、口腔内、顎関節の症状などを把握するため定期的に診査、前後的位置等調整します。

  スプリント使用時の注意事項

・ スプリント使用の違和
  口腔内装置に慣れるまで時間がかかると思いますが、出来るだけはめるようにして下さい。 最初の1週間は朝までの装着は難しいかもしれませんが、2週目からは出来るだけ朝まで装着できるように心がけて下さい。
・ 起床時に歯が浮いた感じがある。顎が痛い
  起床時に歯が浮いたような感じがすることがあります。通常、5分~10分位で感じなくなりますが、治らない場合や顎関節に痛みが出た場合は、使用を中止しご連絡下さい。起床時に装置を
・ 口腔ケア
  スプリントを装着することによりお口の中の唾液が少なくなります。それにより虫歯や歯周病などになるリスクが高くなります。今まで以上のセルフケアと歯科医院での歯の定期検診や専門的口腔清掃が重要になります。
・ スプリントの取り扱い
  口腔内装置も歯ブラシ等を使用して洗浄して下さい(歯磨き粉は表面が削れてしまうので使用しないで下さい)
  変形しますのでお湯の使用は使用しないで下さい
  汚れが気になる場合は、義歯用洗浄剤を使用して下さい
  昼間使用していない時は水の中に入れ乾燥しないようにし保管して下さい

 

   スプリントの保険適応について

まずは、医科(内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科等)にて睡眠時無呼吸症候群の検査を受けて「確定診断」を受けて下さい。
「睡眠時無呼吸症」と診断され、さらに歯科でのスリープスプリント治療が適応であると判断された方は、検査を受けた医院で歯科医院への診療情報提供書を書いて頂き持参されれば健康保険適応となります。

佐世保で睡眠時無呼吸症候群用のスリープスプリント治療が治療可能な歯科。